オーストラリアと日本の結婚式披露宴には大きな違いがあります。オーストラリアで何度か結婚式へ参加しましたが、いつもその違いを感じさせられます。どちらにも良いところがあるので、これから結婚式をカスタマイズする方は取り入れてみてもいいかもしれません。
結婚式は、ほとんどの国で披露宴もセットで行いますよね。オーストラリアでも日本と同じく式と披露宴を行います。
式については、日本と大差はないと感じましたが、披露宴は大きな違いがあり面白いと思ったので今回その違うポイントについて書いていきます。
ブライズメイド・グルームズマン
日本ではあまり見受けられないシステムですが、欧米諸国では当たり前にある風習です。
海外の映画でも出てくるので何となくわかると思いますが、花嫁のそばで同じドレスを着ている人たちのことをブライズメイドと呼びます。(オシャレで可愛いですよね)
ブライズメイドは3人くらいで構成されることが多く、花嫁の姉妹や親しい友人が努めます。主な役割は花嫁のサポート役で、準備の段階から付き添っています。
一方、グルームズマンはブライズメイドの男性版となり、花婿の兄弟や親しい友人で構成されます。花婿のサポート役を務め、中でも最も親しい友人がベストマンというポジションを務めます。
ブライズメイドとグルームズマンは同じ人数で組まれ、ブライズメイド・グルームズマン同士もペアになります。
このように、新郎新婦以外にも約6名のサポート役がいるので披露会場の前方には長ーいテーブルが用意されており、新郎新婦を中心に左右にブライズメイド・グルームズマンが座ります。
オーストラリアでは式と披露宴の間も楽しませてくれる
式が終わったら披露宴まで約1時間半から2時間空くことがあります。その間、フリードリンクやカナッペを提供してくれる場合がほとんどです。
待ち時間を過ごす場所も用意されており、そこでビールやワインのアルコール類を含むドリンクや、軽食がサーブされます。
参列者でワイワイできるので、待ち時間も苦になりません。
オーストラリアの披露宴は長い
披露宴の長さは本当に驚きました!
結婚式に呼ばれたら、1日がかりなのでその日は1日つぶれる覚悟です。
日本の披露宴は2-3時間かと思いますが、オーストラリアは5時間くらい時間が確保されています。えーーッ!長すぎーって思いません?(笑)
内容としては、スピーチ(4つくらい)、ケーキカット、ゲーム、ダンスなどが含まれており、それほど多くはないのですが、皆で団らんする時間が十分に確保されている印象です。また、最後の方はDJが音楽を流して、踊りたい人は踊って飲んでクラブのようなパーティーが楽しめるようになっています!(この部分は好き)
オーストラリアでは新郎新婦のファーストダンスがある
このファーストダンスというシステムは日本では見受けられませんよね。欧米での披露宴ではとてもポピュラーで一般的です。夫婦となった二人が新たな人生をスタートさせることを象徴し、二人でダンスを披露するという演出です。
曲は自分たちで選曲可能で、ダンスが得意不得意など関係なく二人でゆっくりとしたリズムに合わせて踊ります。
その後、ほかの人たちも皆でDJが流す音楽に合わせてダンスするのが一般的です。
オーストラリアの披露宴では花嫁から母への手紙はない
日本の結婚式では一番感動する時間と言っても過言ではない新婦から母への手紙の時間。オーストラリアの披露宴ではその時間はありません。
スピーチをするのは、新郎新婦、ブライズメイド、ベストマンが一般的です。新郎新婦はお互いに気持ちを手紙にして読み上げます。(私的には感動ポイント!)ブライズメイドは順番に皆で1つの手紙を読むか、代表者が1人新婦についてのスピーチをします。新郎に関しては、ベストマンが代表としてスピーチをします。
オーストラリアの披露宴では新郎新婦が余興をする
日本では新郎新婦の友人が余興を準備して、皆の前で発表するのが一般的ですが、オーストラリアでは、新郎新婦がメインで参加するゲームをして参列者を楽しませてくれます。
よく見るのは、新郎新婦が背中合わせに座り、お互いの靴を1足交換し手に持ちます。(それぞれが新郎新婦の靴を両手に持っている状態)
司会者が質問をするので、新郎新婦どちらがよりその質問の答えに当てはまるか靴をあげて答える方式です。お互いがどう思っているのか分かるゲームですね!
オーストラリアではお色直しがない
日本で言うお色直しはありません。
というより、式で着たドレスをそのまま披露宴でも着るのが一般的です。
日本では式では白いウェディングドレス、披露宴ではカラーのドレス、更にお色直しと色々楽しめますが、その点オーストラリアはちょっと寂しいかなとも思います。でも着替えがないのも新婦としては楽ですね。(笑)
ご祝儀は必須ではない
日本では受付という場所があり、その際にご祝儀を渡すのが一般的ですね。受付でもご祝儀を受け取ることが当たり前になっています。
オーストラリアではその習慣がないので、受付という場所は設置されていません。
披露宴会場に入るとメッセージを書いたり、手紙やプレゼントを入れるBOXが準備されているので、ご祝儀はその中に入れます。
元々アジア系の文化ではご祝儀としてお金を渡す習慣がありますが、欧米ではプレゼントを渡すのが一般的だったそうです。徐々にお金を渡すことも増えてはきているみたいですが。
まとめ
1つ1つ見てみると、披露宴は日本とオーストラリアで全然違いますね。私は実際にオーストラリアの結婚式に参加してみて素敵だなっ思おう部分がたくさんありました。でも5時間という長い披露宴は日本で考えると年配の方には辛いだろうし、そんなに長く時間が取れない人も多いと思うので、両者の良いところを取って結婚式をカスタマイズできたらいいなと思います!