現在オーストラリアのブリスベンに住んでいます。
大学留学時代にタムのすけ(パートナー)に出会い、遠距離や日本での同棲を経て、いよいよオーストラリアに移住することに。
私が取得したVISA、パートナービザ(Subclass 820/801)について、準備したこと・取得の経緯などをシェアします。
オーストラリアでの結婚式については下記参照ください。
パートナービザ Subclass 820・801の違い
パートナービザは婚約ビザとは違います。(婚約ビザProspective Marriage Visa Subclass 300)
パートナービザを申請するにはオーストラリア国内にいる必要があり、結婚はしていてもしていなくてもどちらでも構いません。(私たちはしていませんでした、いわゆる事実婚関係)
パートナービザは2段階構成になっており、永住権取得までステップが二つあります。
パートナービザの第一ステップ、Temporary Visaになります。
これは永住権ではないですが、このビザが下りてまだ婚姻/事実婚関係がちゃんと続いていれば正直永住権はほぼ下ります。
② Subclass 801
パートナービザの第二ステップ、Parmanent Visaになります。
これこそ永住権!5年間ごとに更新が必要になります。
パートナービザ料金
頭を悩ませるのがビザ料金ですね。はい、オーストラリアはめっちゃ高いです。
私が申請をした2018年2月時点で約AUD7100でした。
2021年3月の現時点では、AUD7715です。オーストラリアのVISA料金は毎年値上がりしています。
申請をお考えの方はお早めに!
申請方法
パートナービザを申請するには以下二つの方法があります。
もちろん自分でオンライン上で申請可能です。
必要事項を入力し、提出書類は全てデータで添付が可能です。
私の周りでは結構自分で申請している人がいました。
エージェントへ依頼
私はエージェントへ依頼しました。とにかく心配性なので、自分でやるとあれこれ考えすぎてしまうし、時間も無駄にしたくなかったのでお金はかかるけど安心できる方を選択しました。知り合いがエージェントだったので、とてもラッキーでしたね。
どちらを選んでもいいですが、私が思うメリット・デメリットをまとめます。
自分で申請 | エージェントへ依頼 | |
メリット | ・エージェント費用がかからない ・達成感がある | ・時間短縮 ・進捗状況を報告してもらえる ・安心感がある ・分からないことはすく質問できる |
デメリット | ・準備に時間がかかる ・進捗を自分で確認する必要がある ・不安になる | ・エージェント費用が掛かる |
ビザ申請は人生の選択に大きく影響しますから、自分に合った方法で申請しましょう!
準備した書類
おそらく利用するエージェントによって提出をお願いされる書類に多少違いはあるかもしれません。というのも、絶対に提出しなければいけないものと、二人の関係を証明できる物であれば代用OKなものがあります。
エージェントを利用する際は担当のコンサルタントに従ってください。
実際に提出した書類
私が準備したもの一覧は以下↓
- 二人分のパスポート
- 彼の出生証明
- 私の戸籍謄本・和訳
- 各自それぞれ二人の馴れ初めの作文を作成
- 私の父より二人の関係性についての作文・和訳
- 私の友人より二人の関係性についての英作文
- 二人の写真(数十枚)
- 過去に一緒に旅行した時の航空券
- 過去に投稿したSNSのスクショ
- 過去にやり取りした手紙のコピー
- 二人宛の結構式招待状・ポストカード
- 二人の共通口座の証明・過去の取引履歴
- 彼のSuperannuationの受取人が私である証明
- 二人が12ヶ月一緒に住んでいたという証明 ※①
- 彼のオーストラリア国籍の友人二人に書いてもらった888 Form
- 各自それぞれのオーストラリアの無犯罪証明書 ※②
- 各自それぞれの日本の無犯罪証明書 ※③
- 私のインドネシア無犯罪証明書 ※④
- Form 80
上記提出した書類について、大事な部分を説明します。
※① 結婚していない場合、事実婚であることの証明が必要。12か月以上一緒に生計を共にしている必要がある。私たちの場合、遠距離期間や日本で一緒に住んでいたことはありましたがオーストラリアで12ヶ月の事実婚期間はありませんでした。その為以下のもので証明。
・私の戸籍の附票をNATTIで翻訳したもの
・彼の外国人カードをNATTIで翻訳したもの
この二つには一緒に住んでいた住所、期間も記載されているので同居の証明が可能。
※② ビザの審査期間中に、私のオーストラリア滞在が1年を超えたので、オーストラリアの無犯罪証明書も提出が必要になりました。
無犯罪証明書は過去10年以内に12ヶ月以上滞在した国から取得する必要があります。
※③ 彼は以前日本に約2年間住んでいたので、日本の無犯罪証明書の提出が必要になりました。
※④ インドネシアに1年以上滞在していたため、こちらも提出を求められました。
書類を提出したタイミング
申請時(2018年2月)
下記書類以外全て
日本の無犯罪証明書は有効期限がないので最初のタイミングで提出しました。
オーストラリアから取り寄せも可能ですが、2-3か月かかる場合があるので日本出発前に取得しました。自治体によって変わりますが、2-3日で取得できます!
1年後(2019年2月)
関係が続いていることの証明をするため
・引き続き共同口座の取引履歴
・二人宛の結婚式の招待状
・二人宛のポストカード
1年5ヵ月後(2019年7月)
最終段階に突入!
エージェントより以下の提出を求められました。
・オーストラリア無犯罪証明書(AFP National Police Check)
・インドネシア無犯罪証明書
・健康診断
・Form 80
正直、書類さえそろっていればもっと審査のプロセスは早かったかなと思います。
ただ、インドネシアの無犯罪証明書は6か月の有効期限があったので、提出を求められるまで念のため待ちました。
VISAはどれくらいで下りるのか?
人によって結構個人差がありますが、一般的には約1~2年の間だと思います。
まずは、820のTemporary Visaが下り、その後801のParmanent Visaが下りる流れです。
ですが!
私の場合、申請から1年半後に820と801が同時に下りました!!!
今後の変更点
オーストラリアのパートナービザ申請料は年々高くなっています。
今後も料金の変動はあるでしょう。
また、大きな変更点としては以下です。
- 申請者の英語力の条件追加(おそらく2021年7月施行)
- スポンサー側(オーストラリア永住者・市民)の審査が先に行われる(これは2018年に発表されていてまだ施行されていなかった)
まとめ
オーストラリア人との交際、結婚はVISA問題という大きな壁がありますね。
VISAには時間とお金が多くかかります。パートナービザを申請できる条件をクリアするまでもしオーストラリアに滞在するにはワーホリか学生ビザしかありません。学生ビザは学費・保険料・生活費などこちらも安くはないですね。
もし将来オーストラリアに滞在を考えているのであれば、できるだけ早くパートナー意志を確認し、お互い協力して準備を進めるべきです。よく聞く話は、オーストラリア人のパートナーが準備を手伝ってくれなくて、私たち申請者だけどんどん焦っていくって感じです(笑)
オージーは基本のんびりしてるので、率先して私たちが準備しましょう。